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執筆者の写真HANAOKA

【羽田空港 IoT実証実験】羽田空港にて位置管理対応した「空港用手荷物カート・屋内外位置管理システム」を8月より実証実験開始



空港用手荷物カートや台車・リフトを製造販売する花岡車輌株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:花岡 徹)は、空港内で利用されている空港用手荷物カートなど非電源物の位置管理を可能にすることで、更なるお客様サービス向上、将来的な労働力の不足などの社会課題解決への貢献を目指し、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長兼 COO:横田信秋)のご協力のもと、羽田空港にて実証実験を行います。





<課題>

空港内に膨大な量が配置されている非電源の空港カートの回収・適正配置をするために、偏りを把握をする必要がありましたが、カートの性質上GPS(全地球測位システム)では正確に位置や階数を捕捉できない屋内の不特定の場所に置き去りになっていることもあり、フロア別屋内位置管理の実現やIoT化実現時のバッテリー交換頻度・工数面やコスト面、運用面で実現が困難でした。



<解決課題>

空港内の空港用手荷物カートを、屋内位置やフロア別に位置管理を可能にし適正配置を実現しつつ、実用面も加味してバッテリー切れの交換工数を増やすことない仕様。



【実証実験概要】

上記解決課題に対して、花岡車輌が開発した「ソーラービーコン搭載の空港用手荷物カート|PC-90」と「位置・情報管理IoTプラットフォーム|ARU」を使用し、LPWA搭載通信機器で低コスト・最小限のインフラ設備での屋内外問わずフロアや場所ごとに位置管理の実証実験を致します。


■期 間:2022年8月23日(火)~2022年10月21日(金)

■場 所:羽田空港 第1ターミナル

■使用機材:

・『ソーラービーコン搭載空港用旅客カート|PC-90』|花岡車輌株式会社

・『位置・情報管理IoTプラットフォーム|ARU』|花岡車輌株式会社

・『LPWA対応通信機器』|株式会社Social Area Networks(あいホールディングス株式会社)




<空港用手荷物カートに搭載されたソーラービーコンに関して>

新たにソーラービーコン搭載の空港用手荷物カート「PC-90(仮称)」を開発しました。これはセイコーインスツル株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:内藤高弘)が開発した蓄電可能なソーラービーコン「T-WA20」を搭載したカートで、100ルクス程度の照度で自己発電し、Bluetooth信号によりカートの位置を把握できるというものです。フル充電であれば約3か月間は、光が当たらなくても作動可能です。空港内に設置したLPWA対応通信機でBluetooth信号を受信し、当社開発の位置・情報管理IoTプラットフォーム「ARU」によりカートの位置を管理します。

これらにより、バッテリー交換などの手間なく、メンテナンスフリーで空港内の手荷物カートの位置情報を手軽に把握することが可能となります。

また、腕時計基準の防水性能である3気圧防水(耐水圧30m)を有していることから、屋外で雨に濡れたり飲料がかかっても問題無く動作し続ける事が可能です。







○取り組み内容

羽田空港 第1ターミナル制限区域内含む対象カート・従業員の位置情報をLPWAを通じて取得し可視化




 


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